フリーランスエンジニアの本業でない「確定申告」を、いかにして手間をかけずに捌くか


フリーランス(個人事業主)にとって、避けては通れないのが年一回の確定申告です。

自分の一年間に稼いだ所得と、一年間に使用した経費の記録をすべてとっておき、適切な勘定科目に仕分けを行い、税務署の定めたフォーマットに整理して提出する義務があります。

個人事業主の経理は、絶対的な難易度で考えるとそれほど高くはありません。

日商簿記3級(商業高校の高校生が取得するレベル)の知識さえあれば、自分で仕分け・書類作成までできてしまうものです。

しかし、私達エンジニアは経理が本業ではありません。

私はERPパッケージ開発の経験があるので、多少業務知識として簿記の知識はインプットしていますが、本業でないのでやはり忘れてしまいますし、

何より義務に駆られて勉強する簿記より、興味のあるプログラミングのほうが何倍も楽しいしそっちに集中したいです。

というわけで、「経理」という業務自体はさけられないのですが、「いかにして手間をかけずに乗り切るか」ということを考えることにします。

私は、自分の強み以外のフィールドで100点を取る必要はないと思っています。

自分の強み以外のフィールドで、どうしても「やらなければならないこと」が発生した場合、

いかに労力をかけずに赤点を避けるか」を考えます。

この確定申告における赤点とは、「税務署に提出する書類が完成しない」「経費の扱いが拙く、重課や追徴の憂き目に合う」ことです。

これを、最小の労力で回避しましょう。

エンジニアが覚えておくべき経費となる出費

勘定科目を全部覚える必要はありません。

小売の自営業などと違い、仕入れの概念があまりないので、頻出する勘定科目さえ覚えておけば大丈夫です。

エンジニアが覚えておくべき、経費となる出費は次の5つです。

書籍代→新聞図書費

勉強に使う書籍(技術書など)は経費扱いにできます。その勉強を活かして業務に取り組むからですね。

交通費→旅費交通費

業務委託で常駐をする場合など、当然ですが交通費は経費となります。

家賃→地代家賃

ノマド(在宅勤務)のエンジニアであれば、自宅が事務所となるので家賃を経費扱いとすることができます。

注意して欲しいのは、家賃全額が経費扱いになるわけではない、ということです。

家賃全額経費にしたら、じゃああなたどこで寝泊まりしているんですか、という話になりますよね。

こういう場合、「私生活に使用するスペース」と「業務で使うスペース」に按分し、家賃にその按分率をかけたものが経費扱いとできます。

例えば、ワンルーム六畳のうち三畳を業務スペース、三畳を私生活用とすれば家賃の半分が経費とできます。

取引先との飲み代→交際費

取引先との飲み代は交際費として経費にできます。領収証を切るのを忘れないようにしましょう。

PC→消耗品費 or 固定資産

価格によって違いがあるようです。詳しくはこのブログ記事も参考にしてみてください。

レシートの管理

売上・経費を証明する書類は7年間保管しなければなりません

私は、原始的ではありますが、ノートにレシートを逐一貼っていく運用にしています。

あんまりかっちりしてもめんどくさいだけだからですね。

無くさないようにだけ注意しています。みなさんもお気をつけください。。

収支記録、及び確定申告の書式出力

全自動のクラウド会計ソフトFreeeを使っています。

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UIが使いやすく、また口座やクレジットカードとの連携機能もあり、シームレスに管理ができます。

青色確定申告をする場合、以下の書類が必要です。

  1. 確定申告書B
  2. 損益計算書
  3. 損益計算書明細
  4. 減価償却の明細
  5. 賃借対照表

仕訳ができたとしてもそこから損益計算書や賃借対照表をつくるのはまた一苦労あるのですが、freeeならこれらの書類が一発で出せます。

30日間無料で、その後は有料となりますが、当然業務で使用しているソフトウェアなので経費扱いです。

大体、「レシートを集める」→「Freeeに入力しながらレシートをノートに貼っていく」という一連の作業が、一ヶ月に一回2時間程度の作業で終わってしまいます。月末の休日にちょちょっとやっちゃえますね。

また、確定申告の時期になると、税理士との無料相談もFreee上で行えるようになります。

最悪、レシートだけとっておいて税理士に丸投げしちゃいましょう。(当然、金銭的コストはかかってしまいますが)